こんにちは、プロボウラーの
逸見正晃です。今回のレビューボールは色彩もド派手なボールです。
昨年秋に発売し、
DV8ブランド最速との呼び声が高い
デュード™の後継モデルとして登場した「ルード・デュード™」。
初代との比較では大きな違いを感じられた新作のポイントは何でしょうか。是非、皆様の参考にしていただけたらと思います。それでは、第13回ストライクレビュー「ルード・デュード™」編をどうぞ!
では珍しくブラック・パープルカラーだったのも記憶に新しい所です。
ゲーム後半の荒れたコンディションにおいても直進力を保ち、入射角度を得易いので私のお気に入りボールの一つでもありました。高・RGの
を採用したことで、非常にシンプルな曲り形状となったこともポイントでした。
ドライコンディションをターゲットにしていたように、コンセプトを絞ったボールというのは大変イメージが分かり易く、ユーザー視点でも選択してもらえる為の重要な要素とも言えます。
シリーズ物として久々の登場となった新作の「ルード・デュード™」は、カバーストックを4Fから7Gへとバージョンアップしたことで、対応コンディションの幅が広がり、ミディアムコンディションに「丁度良い」仕上がりになっています。普段使いに適しているスペックであり、使用頻度も高いボールとなるでしょう。
投球した印象としては大変投げやすく、ライン取りが素直にできる為に重宝しています。曲がって終わりではなく、やや丸みを持ちつつも持続性のある曲がり方をする為に、ピンキャリーも良くスコアをまとめることに長けたボールに仕上がっています。
の特徴的なカラーそのものの配色でオレンジ・イエローの蛍光色がとても注目を集めそうです。プラスティックレーンでの投球では容易にスキッド感が得られますが、ウッドレーンでは適度なレーンキャッチ力を感じられます。
ハウスコンディションの状況によって、使用する場面は違いますが、無難に対応してくれる柔軟さは高いポイントに挙げられます。価格面でもミディアムプライス帯の設定ですから、エントリーボールからの買い替えにもお勧めです。
今回、対称コアを60°
40°にてレイアウトしました。私のローリングではちょうど中指の上あたりでのピン配置になります。
オイリー向けではなくミディアムコンディションやハウスコンディションでの使用を目的とした為、過剰なパフォーマンスは求めませんでした。結果としてイメージ通りのパフォーマンスとなり、幅広い時間帯でも役立っています。表面は箱出しの状態で使用していますが、曲がりを感じる為にはこのくらいの番手が適していると思います。
比較投球には、今でも気に入って投球しています初代の
を選択しました。互いの異なる点はカバーストックの違いと番手の違いになりますが、投球するとスキッドレベルの差は歴然でした。
カラーリングによる影響もあるかと思いますが、立ち位置で5枚以上の違いは実感出来ます。ドライコンディションでは
前作を超える安定感と、持続性の高さから生まれるスコアメイクのし易さ。ストローカーからクランカーまで、多くのボウラーに対応できる幅広さがお勧めポイントです。
DV8ブランドならではの特徴的な色合いも楽しみましょう!