Brunswick Melee™ Cross
昨年末にヒットしたメーリー™に、待望の続編「メーリー™・クロス」が誕生!
ショーンラッシュのタイトル獲得に貢献したボールが、数量限定でリリースいたします。
2作目となる「メーリー™・クロス」は「サヴィ・フック・ソリッドリアクティブ」という新しいリアクティブカバーストックの調合により、
レーン手前からミッドレーンを容易にスキッドし、強力なバックエンドリアクションを生み出すことに成功しました。
コアもカバーに合わせて同じくアップデート。新しい
「メーリー・低・RG・シンメトリックコア」はエネルギーを最大に保持し、
最大級のパフォーマンスとドリルの融通性を得られるよう設計しています。
マイクロパッド加工によって、レーン手前を容易にスキッドし、ミッドエリアで強く回転し、バックエンドの為のアクシスローテーションを保ち、
ポケットへの広いエントリーアングルが可能になりました。
この「メーリー™・クロス」は科学的にデザインされた表面組織により、
ミディアム〜
ヘビーまで多様なレーンパターンにおいて優れたトラクションに対応。
#500か#1000の
マイクロパッドを使うとフックをさらに大きくでき、#2000か#4000を使うとスキッドを長くできます。
また、新発売の
ロイヤルコンパウンドと
ロイヤルシャインを使うと、
より長いスキッドに対応できるので是非、お試しください。
あなたの頼れるパートナーとして実積のある「メーリー™・クロス」で、あなたのスコアアップをお手伝いいたします!
第14回
2014年8月3日更新
こんにちは、プロボウラーの
逸見正晃です。今回のストライクレビューで取り上げる新商品は、ブランズウィックブランドの「メーリー™・クロス」です。
このボールは入荷個数の少ないので、本レビューがアップされる頃には入手が厳しいかもしれません!一般的なボールというより、局地的な使い方が出来そうな今作。シビアなコンディションで戦う武器をお探しの方にお勧めです。
カバーストック、コアともにアップグレードを施したことでどう変わったのか?それでは、第14回のストライクレビュー「メーリー™・クロス」編をお楽しみください。
60°
×
3・3
/
4:50°
×
30°・薬指上位置ピンアップ
55°
×
4・1
/
2
×
33°・ピンアップ
75°
×
3・3
/
4
×
65°・薬指下位置ピンダウン
博多スターレーン(ウッドレーン)
43フィートのクラウンコンディション
30.1
ml
カストディアンプラス
42°
昨年のラストリリースボールとして発売された
メーリー(以下、初代)をカバーストック、コアともに一新!より高いレベルでの安定感を実現しました。
年間MVPプレイヤーでもある米国のプロボウラー、
ショーンラッシュ選手が
PBAウルフオープンにおいて300点を達成し、見事8度目のタイトルを奪取!その功績を手助けしたのが、今作「メーリー™・クロス」です!
私のお気に入りでもある
Cシステム・バルサマックスのモデルチェンジとして登場した
初代は、適度なスキッド感とバランスの取れたパフォーマンスを武器にミディアムコンディション全般において有用なボールでした。
コアが中・RGということもあり、あまり球速の無いボウラーにも受け入れられ易かったのを覚えています。今作の改良点は、
初代をベースにカバーは「サヴィ・ソリッドリアクティブ」から「サヴィ・フック・ソリッドリアクティブ」となり摩擦力を強化。
更にコアも「メーリー・中・RG・シンメトリックコア」から
「メーリー・低・RG・シンメトリックコア」へと変更したことで、より早い転がりを生み出すことに成功しました。
この二つの改良により「メーリー™・クロス」はレーン手前からしっかりと転がりを出した上で軌道のブレを抑え、曲り込んでくれるボールに仕上がりました。
見た目同様、派手なパフォーマンスとは反対のスマートなリアクションを見せてくれるボールです。営業用のレーンコンディションよりも濃淡の少ない、シビアなレーンコンディションにおいて的確に攻めることに優れており、スポーツコンディション等の競技レーンで戦うボウラーにお勧めしたい仕様となっています。
勝手に曲がる系ではないので、回転力の少ないボウラーには曲り幅が物足りないと感じられる部分があるかもしれません。ボールチョイスの際には球質と使用状況を視野に入れて選択していただきたいと思います。
緩やかなボールリアクションのボールは薄めのピンヒットより厚めの当たりの方がストライクに繋がり易く、このボールも然りです。他のハイパフォーマンスボールで右投げ4番絡みの残ピンが多い時等、「メーリー™・クロス」は活躍してくれます。
箱出表面は#500
→
#2000
マイクロパッドのツヤの無い仕上げになります。より高い摩擦力を求めるならば#1000
マイクロパッド仕上げ、少し直進力を高めたければ#4000仕上げも効果的です。
ポリッシュ加工も投球しましたが、あまり磨いてしまうと加工直後は動きが小さくなりピン飛びが硬く感じました。アマチュアボウラーの方々には、
マイクロパッドでの表面加工で対応することが良い手段ですから、曲がり方に応じて色々と試してみると良いでしょう。
今回の比較投球ボールは、
初代と
リンガー™・ロイヤルブルーソリッド(以下、リンガー™)になります。
フック・スキッド・バックエンドの数値的によく似た2種類ですが、実際に投球すると
リンガー™の方がよりシャープかなという印象です。
初代は少し丸みを持って曲がる軌道を描きますね。
「メーリー™・クロス」との比較では、
初代よりも多少内側のラインで出し幅をあまり求めずに投球する必要があります。カバーストックを強化したことにより、オイルで滑り過ぎることが軽減していますので安心してライン取りが可能です。
リンガー™との比較では、曲がるポイントは良く似ていますが、より鋭角なのが
リンガー™で緩やかな軌道を描くのが「メーリー™・クロス」になります。回転が強めの方は後者、ナチュラルな球質のボウラーは前者が投球し易いでしょう。
ドリルレイアウトは
「60°×
3・3/
4×
30°」の薬指右上位置にピンを配置したピンアップレイアウトになります。
これまで、初代コアのボールを複数ドリルしてきましたが、立ち上がりが遅れ気味になることが多かった為に、早い段階から曲りを感じられるようにイメージしました。コア比重が変更になっていることもあり、手前からの十分な転がりを得られて満足しています。
派手で強力なフックボールは魅力満載ですが、時に制御が難しく手におえない場合も出てきてしまいます。その様な時に、反応が緩やかなボールは重宝されます。どちらかと言えば、玄人好みの今作。必要な場面で活躍する術を知っている「メーリー™・クロス」を是非、お試しください。
執筆後記
キーワードは安定感。ソリッドカバーらしい、オイル濃淡による影響を抑えてコントロールし易くなっています。幅の狭い投球を要求されるシビアな場面で活きるボールです。少数入荷の希少ボール、これだと感じた方はお早目に!
今回のドリルレイアウト
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サンブリッジ公式動画チャンネル
来日中の
ショーンラッシュに
ブランズウィックの最新作「メーリー™・クロス」を投げてもらいました。
今回のビデオはチャレンジの直前に撮らせていただいた関係で、選り抜きの2球だけになりますが、30秒とコンパクトな尺になっていますので是非、最後までお付き合いください。
なお、今回のドリルレイアウトはビデオの冒頭でご覧いただけますので、こちらもよろしくお願いいたします。
メーリー™・クロス:プロモビデオ
公開日:2014年7月8日・2分46秒・w1920
×
h1080
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サンブリッジ公式動画チャンネル
本作は米国
ブランズウィックが制作した「メーリー™・クロス」の公式プロモーションビデオ(日本語字幕付)です。今回も魅力的なコメンテーターによる「メーリー™・クロス」のパフォーマンスを最後までご視聴ください。
まずは、このボールでPBAウルフオープンでパーフェクトとタイトルを獲得した
ショーンラッシュ(アベレージスピード:18.5・回転数:450rpm)、紅一点の
ロビンオリコウスキー(アベレージスピード:17.5・回転数:300rpm)、
リンガー™・ロイヤルブルーソリッドのビデオにも出演した
トムカニングハム(アベレージスピード:18.0・回転数:350rpm)、
そして、お馴染みとなった
トムスモールウッド(アベレージスピード:18.0・回転数:450rpm)の豪華4名によるインプレッションとパフォーマンスで「メーリー™・クロス」の可能性を探ってみてください。
なお、今回のレーンコンディションは41フィートのミディアムオイルで撮影を行いました。半年の沈黙を破って登場する
メーリー™の続編に是非、ご期待ください。
SunBridge Cleaner Products
ボールのお掃除とお手入れは下記の商品をお使いください。
あなたの大切なボールを延命させるには、日頃のケアがとても大切です。
ボール名
メーリー™・クロス
入り乱れる乱闘、混戦、混乱、騒ぎ、雑踏などの意味があります。
ボールメーカー
ブランズウィック
ボールカラー
ティールソリッド
カバーストック
コア
表面加工
硬度
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
ボールの硬度比較
RG Max
RG Min
RG Diff
レングス
フック
7.5
スキッド
6.0
バックエンド
8.5
ウェイト
適性レンコン
ブラックライト
出荷日
2014年7月8日
税込価格
備考
数量限定
※1:フックポテンシャル、※2:ブレイクポイントシェープ、※3:フレアポテンシャル、それぞれの略称となっています。
言葉の意味は
こちらをご覧ください。
BALL WEIGHT
10P
11P
12P
13P
14P
15P
16P
上記の表示は輸入したポンド数に当ります。したがって、現在の在庫とはリンクしていませんので、あらかじめご了承の上ご参照ください。
また、1P(ポンド)は約453.6グラムになりますので、10Pは約4.54kg、16Pは約7.26kgとなります。
LANE CONDITION
Coverstock
The new Savvy Hook Solid reactive is formulated to provide maximum versatility with more traction in oil on a variety of lane conditions for all types of physical styles.
This new formulation produces easy length through the heads with mid
-
lane traction and a forceful backend reaction.
Core
The new Melee Low RG symmetrical core features a curvilinear design to provide maximum energy retention. The new core shape revs quicker producing maximum performance and drilling versatility.
Ball Motion
With its 2000 grit Siaair Finish, the Melee™ Cross skids easily through the front, revving strong in the mid
-
lane saving axis rotation for the backend to provide greater entry angle to the pocket for superior pin action.
The Melee™ Cross will provide better traction in oil with its chemically designed surface texture on a variety of lane patterns on medium to oily lane patterns.
Reaction Setup
The Melee™ Cross can be drilled using the standard drilling techniques developed for symmetric core bowling balls.
Lightweight Engineering
At Brunswick, the unique core shape of each individual ball is used for weights from 14 to 16 pounds.
This approach to lightweight ball engineering provides bowlers with consistent ball reaction characteristics across this weight range. At 12 and 13 pounds,
Brunswick uses a generic core shape with a RG
-
differential that is close enough to the 14 to 16 pound shape so the same drilling instructions can be used.