2015年早々より、この「グリースモンキー™・ワック」を投球してきました。米国ブランズウィック工場にて製造のラディカルブランドは投げ易いとてもシンプルなボールで、ミディアムドライ以降のオイルレスな環境において、大変効果的に役立ってくれるお気に入りのボールです。 ブランズウィックではリンガーシリーズのような、安心して使うことのできる優等生だと思います。なお、このグリースモンキー™はラディカルブランドにおいて、非常にポピュラーなシリーズとして、これまでにも数作品が発表されています。 可愛らしいロゴデザインと綺麗なカラーリングという見た目の良さに、クリーンな直進力と使い易さにこだわったバックエンドリアクションというセールスポイントたっぷりの仕上がりでお勧めのラインです。そして、お求め易いミッドプライス帯の価格設定と、ボウラーに嬉しいスペックがこのボールのセールスポイントです。 しかし、残念ながら、このボールは入手が非常に困難になってしまうことでしょう。なんと、現時点では国内限定100個という超希少数のみの販売なのです！皆さんからの強いラブコールがあれば、もしかすると再入荷する可能性もあるはずですから、欲しい方は是非プッシュしてみてください。
今作に使用しているカバーストックは摩擦を抑えたハイブリッドカバーストックで、一般的なハウスコンディションにちょうど良いレーンキャッチ力を持ち、軌道をコントロールし易くレーンコンディションを把握する為に重宝しています。 ラディカルブランドのコンセプトが「リーグボウラー達により良いボウリングボールを提供したい！」から興ったことからも理解できるように、万人向けのスペックが持ち味と言えるでしょう。 その中でもこのグリースモンキー™・シリーズはEZUSE（使い易い）ラインとなっており、正しくハウスパターンやリーグボウラーの為のボールとして間違いありません。 パールカバーほどの極端な滑り感は少なく、コンパクトで心地よいバックエンドリアクションを体感できる為に入射角度を作れる状況下であれば、ミッドプライス帯にありがちなピンアクションへの不安はあまり感じることもありません。むしろ、角度を得られ易いアウトサイドからの投球や板目を使わない投球にも適しており、その使い方は様々だと思います。
シンプルなコンセプトボールには、やはりシンプルな対称型コアが分かり易く良い感触を得られているように感じますが、今作も縦長で転がり感のあるシンメトリックコアを採用しており、多くのボウラーに安心して提供することを可能にしています。
私の投球イメージとしては、コンパクトなスペックながらピン前での寄り具合がポイントに思います。窮屈なレーンコンディションにおいても効率良くポケットヒットを続けることができ、気持ちの良いバックエンドリアクションと元気なピンアクションを感じられました。 適合としてはドライ

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ミディアムドライで効果を発揮するボールですが、あまりに手前が枯れた区間では直進しきらない程度の強さがあります。その分がドライゾーンでの反応の良さやピンキャリーにも繋がっているものと思います。 あまりスピードの無いボウラーにもロールアウトしにくいバランス設計が特徴で、お値段以上のポテンシャルを秘めたラディカルらしさが表現されたボールになっています。 事実、私もデイリーパターンのリーグやチャレンジマッチ、特に夜間のリーグ等では大変信頼をもって投球しているほどです。入荷数が少ないのがもったいないほど、このボールはテスト投球時から愛着を持ってプレイしています。
表面仕上げはブランズウィック同様、#500マイクロパッドロイヤルコンパウンドロイヤルシャインとなっており、 必要なレベルでの摩擦をキープしつつ、シャープでコンパクトなパフォーマンスを生み出すことができています。定期的にポリッシュ加工を施すことで、コンセプトに沿った動きの維持が可能だと思います。
ドリルレイアウトでは「60°

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30°」でグル™・マイティ（非対称コア）同様にピン位置は薬指真上位置で配置しています。 ピンPAP間を4インチ（ピンアップ）にしたことで転がり感に加えフレアをしっかりと起こすことで安定した軌道をイメージできており、このくらいのレイアウトでも十分なスキッドを生み出せる所は私にとって非常に嬉しい部分でもあります。
投球比較では「グリースモンキー™・ワック」とブランズウィックブランドのお気に入りプレミアム・リンガー™と実践致しました。 ハウスパターンのリーグレーンでしたが、オイル上での安定感は「グリースモンキー™・ワック」がハイブリッドカバーならではのスムーズでコントロールし易いキャッチ力を得られ、バックエンドの強さ、全体の派手さはプレミアム・リンガー™の方が上手でした。 共に私のお気に入りのボール達ですが、ポケットヒットを効率良く行うことや、オイル濃淡を狭く投げる分で投げる機会が増えるのは「グリースモンキー™・ワック」だと思っています。今作はボウリングの「楽しい」をもっと気軽に、ボウリングマニアを自覚する著名な二人の開発者が贈るボウラーの為のボウリングボール。 これから始まるラディカルブランドに大いにご注目ください。Wow ! That's RADICAL !（ワオ、そいつは過激だ！）これが答えとなってくれるはずです。それでは、また、次回のレビューまで素晴らしいボウリングライフをお楽しみください！

今回のドリルレイアウト

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