ブランズウィックファン待望のミディアムドライコンディションに抜群の相性を誇るボールが登場です！ この「ビンテージ・LT-48™」（以下LT-48™）は、ブランズウィックの長い歴史上でも最高とされた「LT-48™」の最新リメイク版として復活しました。 このボールに刻印されているサインは、米国プロボウラーのレジェンド「ジョニーペトラグリア」選手のものであり、当時を彷彿とさせる仕様です。 ボール名についての問合せをよくいただくのですが、この「LT-48™」は、当時硬い表面硬度のボールが主流の中においてソフトラバーボールとして発売され、その頃のイメージでは相当に強力なフックボールだったそうです。 名称の由来は、ブランズウィックの化学専門だったルイトリーア氏（Louie Trier）が自身48歳の時に開発したボールということで、氏名の頭文字と年齢を合わせてボール名としたそうです。聞くとなるほど、といった理由ですね。 さて、このボールにはブランズウィック最新のテクノロジーが結集し、カバーストック、コアデザインともに新開発となっています。 まず、カバーストックは「3Cソリッドリアクティブ」という新しい添加剤を加えたものを採用し、ソリッドベースの安定を保ちつつ非常にクリーンなスキッドを実現しています。 コアは「LT-48・中・RG・シンメトリックコア（対称コア）」を使用。これは単密度インナー・高容量コアで扱いが非常に易しく、様々な球質、回転方向のボウラーへも対応が可能です。 シンプルで大きなコアの安定感を抜群に体感できる素晴らしい開発力は、さすがブランズウィックだと言えます。 適合レーンコンディションとして、ミディアムドライを挙げているボールは数多く発売されていますが、レーン手前のロフトエリアを加速するかのように直進してくれる感覚は、これまでのブランズウィックに無かった水準で実現しています。 このボールを強く皆様にお勧めしたいのは、このポイントです！オイルが多量にあれば直進するのは当然のことですが、私がミディアムドライ以降のボールに求めるのは、十分なスキッドを確保しづらい時にでも軌道を損なわず目的地まで進んでくれるボールリアクションだと考えています。 オイルレスな環境では、ファールラインからおよそ18mも先にあるピンに辿りつくまでに減速し、ピンキャリーが非常に悪くなってしまいます。そういった際に使用するボールを求めているボウラーは数多くいらっしゃるはずです。 この「LT-48™」はそういった悩みに応えてくれる素晴らしいスペックだと確信しています。更に、クリーンな走りとともにドライゾーンに入ってからのコンパクトにキレのある動きはピンキャリーの向上に大きく役立っています。 まるで、ピンを刈り取るかのような強さは近年の飛躍的なボールパフォーマンスの向上を感じるほかありません。走り系ボールですので、表面にオイルが残ってしまうかと思っていましたが、ソリッドベースでオイル吸着も良く、安定感を生み出しています。 「3Cソリッドリアクティブ」はそれだけ優れたカバーストックなのです。また、見た目も最高ですね！人気のブラックソリッドカラーは視覚的にもスキッド感を得られ、老若男女問わず多くのボウラーに愛されている、正に鉄板カラーとも言えます。 表面仕上げはブランズウィックブランドお得意の#500ロイヤルコンパウンドロイヤルシャイン仕上げ。 独特のスキッド感を生み出すこの表面加工はここから摩擦を高めることも、下げることも容易にイメージしやすくカスタマイズ性に優れます。私はゲーム後半用としてこのボールをチョイスしますので、表面を粗くする必要性は感じませんでした。 投球を繰り返すにつれてローリングトラックが摩耗し、走りが悪くなってきてしまう為、必要に応じてポリッシュ加工のメンテナンスが必要になります。 ドリルレイアウトは「75°3・3465°」でレビューボールでは珍しくピンダウンにしました。 前評判でかなり直進力があると聞いていた為、板をあまり使わずに軌道の安定を考慮してこうしましたが、これでも期待以上の走りを得られ非常に嬉しい限りでした。 今回、比較投球にはDV8ブランドの人気者「ディーバ・パール」を選択しました。契約プロの多くが大会会場へ持ち込むラインアップに組まれており、このボールへの信頼の高さが読み取れます。 ミディアムドライミディアムコンディションを対象にしており、スムーズな直進力と、転がり感のあるパフォーマンスで評価を得ています。 「LT-48™」に比べるとやや早い段階で曲り始め、ピン前ではコントロールし易いキレを感じられます。キャリーダウンには敏感な為、スピードがあまり無いボウラー、女性やシニアボウラーに適したボールと言えます。 よりタイトに攻めるなら「LT-48™」、緩やかにループ軌道を得たければ「ディーバ・パール」はお奨めのボールです。
今作は人気女子プロボウラーの中谷優子プロが監修に携わられたこともあり、我々日本人が好み、必要としているボールデザインをしていただいたと思います。 是非、多くのボウラーにこのボールを手に取り、ボウリングライフに活用して欲しいです。

今回のドリルレイアウト

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